画面試験自動化ツール Selenium
Webアプリの画面試験を自動化するツールを使ってみた。いわばJUnitの画面版で、テストケースを書いておくとブラウザを自動操作して再現してくれる。Officeのマクロのようなものだ。Firefoxなら拡張機能(Selenium IDE)を入れるだけですぐに使える。
使い心地は上々。テストケースはただのHTMLなので、Excelで開いて加工したものをSelenium IDEに読み込ませることもできる。Seleniumを使えば、非常に時間のかかる画面試験を短縮できる。
導入障壁
外注では市場原理が働かないので、Seleniumの導入は難しいかもしれない。早く試験を終わらせるより、わざわざ手間と時間をかけた方が(協力会社の)売上げは高くなる。短期間で高品質なソフトウェアを作るより、長期間で低品質なソフトウェアを作る方が儲かるとはなんとも皮肉な世界である。