「構造化されていない何か」に対する嫌悪感
id:gothedistance氏がとてもいいこと書いてる。
その「だるい」「きめぇ」「うぜぇ」「だせぇ」と直感的に感じる対象って、構造化されていない何かに対してだと思うのです。
コピペされたコード、アホみたいなSwitch文、このAPI叩けば一発じゃん的なコード、やたら手作業な構成管理、自動化されていないテスト・・・。
結局これは全て「なんだよ、こういった仕組みを作ったら全部対応できるだろ?」という怒りに似た何かが根底にあると思っています。
http://d.hatena.ne.jp/gothedistance/20080216/1203093537
仕組みの構造化と自動化に極限まで挑んだのは、オープンソース開発ではないかと思っています。多くのプロジェクトはインテリジェントな構成管理と課題管理の仕組みを持っています。「構造化されていない何か」に対する嫌悪感をあらわにし、それを解決してしまったのもオープンソース開発。
では、企業内のクローズドな開発は「構造化されていない何か」を乗り越えられるか?時間がないのは言い訳に聞こえます。最大の理由は、人です。MS Projectを使えないスーツ、JUnitを嫌がる協力会社。新しい仕組みに適応できない人(=抵抗勢力)がネックです。いままでの実績をぶち壊す情熱を持った人がいないと、いつまで経っても「構造化されていない何か」をこねくり回して満足する日々が続くでしょう。生産性とか言うなら、仕組みを変えてみろよ!ハゲ!*1
さて、身近にある「だるい」「だせぇ」を書き出して締めとします。