GeekFactory

int128.hatenablog.com

仕様書やプログラムを書く大変さ

大御所のブログを引用するのはおそれ多いのですが、それでも元請けの視点で書きたいことがあります。

例えば、誰が書いても同じコードにするために、プログラム設計書(内部設計書)を今、書かせているとしたら、そんな無駄なものはやめたほうがいいと思う。

プログラム設計書は、自然言語で書きます。プログラムは、プログラミング言語で書きます。どっちの言語が、プログラムを書くのに適しているかといえば、誰が考えても、プログラミング言語ですよね。

http://d.hatena.ne.jp/higayasuo/20080414/1208155494

プログラム設計書を作るのは「誰が書いても同じコードにするため」だけでなく、元請けがレビューするためでもあります。元請けがプログラミング言語を読めないので、日本語に落としてレビューします。コードを書いてからプログラム設計書を作ることもあります。

プログラムをいきなりかけないという人は、プロジェクトにいきなり入れるのではなく、ちゃんと教育して、プログラムを書けるようになってから、プロジェクトにいれるようにするべきです。

http://d.hatena.ne.jp/higayasuo/20080414/1208155494

元請けの新人も同じです。いきなり設計できない人が仕様書をレビューします。仕様書は1ページも書きません。仕様書を作るのは協力会社の仕事です。仮にやりたいと言っても、新人の教育は協力会社の仕事ではないので、誰も教えてくれず一人でやることになります。

仕様書やプログラムを書く大変さを知らずに育った人たちは、作業の見積りができなくなります。協力会社のリーダーが見積りできればいいのですが、そうでない時はスケジュール通りに作業が進まない悲惨な状況になります。

プログラミングは誰でもできる、頭を使わない作業。そんな人に育ってしまう土壌は「プログラム設計書」にあります。