GeekFactory

int128.hatenablog.com

エンジニアの未来サミットに行ってきた

素直な感想をいうと、IT業界に対する視野が広がってよかった。閉塞感のあるSI業界を飛び出して、Webやデザイナーの世界を垣間見られました。どちらかというと、IT業界をポジティブに考える契機になりましたね。(一般人が)IT業界をネガティブに考えがちなのは、間違いなくSI業界が原因です。IT業界はSI業界だけではないことを学生に広く伝える意味では、未来サミットは成功したと思います。

業界内構造を問うようなイベントにするのなら、みなさんのような若手の方・これからやってくる学生の方を相手にするのは根本的に間違っていて、それをやるならIT業界の重鎮の方々を相手にやるしかありません。そうでなければ軸がぶれてしまうと思います。それこそ「オレの武勇伝を聞け」になる気がする。これは誰も喜ばない。飲み会の場でやるべきこと。

http://d.hatena.ne.jp/gothedistance/20080916/1221540195

SI業界の多重下請け構造は学生にしっかりと伝える必要があります。ブラック企業に入ってからでは遅い。元請けの仕事、下請けの仕事を具体的に伝えていく必要がある。本当にその仕事に魅力を感じた人だけが入社するようにすればいい。ひがさんはSIerの単価が今後下がると言っていましたが、長期的には下がると思います。

私のようにトチ狂って入ってしまった人は、まわりを変えればいい。私のまわりは技術に明るくない人ばかり(=Geek Not Found)ですが、それは逆にアドバンテージになります。スーツに技術を教えられる立場は最強だと思いますよ。社内の変なルールとか文化の壁にぶち当たることはあれど、半径5メートルの人を変えることは可能です。Think Globally, Act Locally.

今回はid:gothedistanceさんから頂いた招待枠で参加しました。この場を借りてお礼申し上げます。あ、第一部でごーざ先生の前に座ってたのは私です。途中振り返ったときに隣のid:shot6さんに挨拶しましたが、改めてよろしくおねがいします。