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Agile Conference tokyo 2009に行ってきた

品川コクヨホールにて開催されたAgile Conference tokyo 2009に行ってきました。ざっくりベース(業界用語)で客層はSIerのリーダークラスが中心といった印象でした。7割はスーツでしたね。私は私服で行きましたが。

基調講演はカンファレンスの主催者であるThoughtWorks社の事例紹介。というかagile practiceの説明が中心でした。アジア圏の英語だけあって比較的聞き取りやすかった気がします。

次は、MicrosoftIBMからそれぞれの開発環境の紹介。Visual StudioとRationalです。どちらもコミュニケーションを密にした開発を全面に押し出していました。開発環境から仕様管理やバグ管理をシームレスに扱えるので便利そう。共有フォルダのExcelを開くより精神衛生上よさそうです。余談ですが、Microsoftの人はみんなExcel大好きと言ってましたが、Excel方眼紙も好きなのでしょうか。

4つ目は、日立からオフショア開発での事例紹介。agile processを模倣はしているが、practiceは取り込めていない印象でした。これは反復型開発ですね。ただ、ウォーターフォール専用に整備された日本の組織にagilityを取り込む一歩にはなるでしょう。原価計上方法や委託先契約の裏話も聞きたいですね。agileとオフショアは相反する印象を持つ人は多いと思いますが、オフショアを品質管理で縛っているためではないでしょうか。Microsoftはどうやってオフショアを活用しているのか知りたい。

最後にQ&Aタイム。Xiao氏の名言が素晴らしかった。

進捗報告はfakeです。未来をすべて計画するのは不可能であることを認めるべき!