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GeekFactory

int128.hatenablog.com

Spring BootでログやActuatorにバージョン情報を含める

spring gradle

ログやActuatorにバージョン情報を含めておくと、本番環境でどのバージョンのアプリケーションが実行されているか簡単に確認できるので便利です。

ビルド時にapplication.ymlにバージョン情報を含める

Gradleでは、以下のようなビルドスクリプトを書くとapplication.ymlの文字列を置換できます。

version = System.getenv('TAG_NAME') ?: 'SNAPSHOT'

processResources {
  filter(org.apache.tools.ant.filters.ReplaceTokens, tokens: [
    'APP_NAME': project.name,
    'APP_VERSION': project.version
  ])
}

ここでは、ビルド時に TAG_NAME という環境変数にバージョン番号が設定されている前提で、application.ymlを置換しています。バージョン番号でなくてもコミットハッシュや日時、ビルド番号など何でも構いません。

例えば、application.ymlに以下を書くとアプリケーション名やバージョン番号に置換されます。

app:
  name: "@APP_NAME@"
  version: "@APP_VERSION@"

なお、Spring Bootの公式ドキュメントではSimpleTemplateEngineによる置換が紹介されていますが、Placeholderと競合するので使いづらいです。ReplaceTokensを利用する方がおすすめです。

72. Properties & configuration

ログにバージョン情報を含める

Spring Cloud Sleuthを使用している場合は、以下を設定するとログの全行にバージョン情報が付加されます。

spring:
  application:
    name: "@APP_NAME@-@APP_VERSION@"
2016-02-26 11:15:47.561  INFO [example-1.0.0,2485ec27856c56f4,2485ec27856c56f4,true] 68058 --- [nio-8081-exec-1] com.example.Application   : Hello

(追記) spring.application.nameはService Discoveryのキーに使われるので、上記は避けた方がよいです。

起動時に出るだけでよいという場合は、適当なプロパティにバージョン情報を入れてログで出力するとよいでしょう。

@Slf4j
@SpringBootApplication
class App {
  static void main(String[] args) {
    def context = SpringApplication.run(App, args)
    log.info('Started {}', context.environment.getProperty('info.app.name'))
  }
}

Actuatorでバージョン情報を返す

Actuatorを使用している場合は、以下のように設定するとREST APIでバージョン情報を取得できるようになります。

info:
  app:
    name: "@APP_NAME@"
    version: "@APP_VERSION@"

GET /management/info にアクセスすると以下のようなJSONが得られます。

{
  "app": {
    "name": "example",
    "version": "1.0.0"
  }
}

Actuatorでバージョン情報が取れると便利なのでぜひ使ってみてください。