AFTディスクとGPTブートに関するニッチなメモ
AFT(Advanced Format Technology)を採用するハードディスク、GPTパーティションからの起動について調べたメモです。Gentoo LinuxやArch Linuxなどのマニアックな環境を構築する人には役立つかもしれません。
- AFT
- GPT
- ブートローダ
- GPTを読めるブートローダは GRUB2, syslinux がある。
- GRUB2, syslinuxともにext4ファイルシステムを読める。
- syslinuxの構築については Syslinux - ArchWiki が詳しい。
- Linux software RAID
- バージョン(0.9, 1.0, 1.1, 1.2)によりメタデータの配置場所や形式が違う。
- GRUB2はメタデータ1.2までのRAIDボリュームを読める。
- syslinuxはメタデータ1.0までのRAIDボリュームを読める。
- カーネルオプションの "Autodetect RAID arrays during kernel boot" を有効にすると、カーネルブート時にRAIDボリュームを自動認識してくれる。ただし、メタデータがバージョン0.9で、パーティションタイプが 0xfd であるパーティションのみ認識される*1。
- したがって、バージョン1.0以降のメタデータを使うには initramfs が必須となる。
- その他
最終的に決めた設計
以下の構成でサーバを構築しました。ご参考まで。
*1:"The kernel will only autoassemble version 0.9 arrays, any other arrays are assembled by user space either in the initramfs", http://www.spinics.net/lists/raid/msg35691.html