Gradle SSH Plugin 0.1.9をリリースしました
ビルドツールのGradleでSSHを使うためのプラグインを作っています。ちょっと前にバージョン0.1.9をリリースしたので、宣伝のエントリを残しておきます。
https://github.com/int128/gradle-ssh-plugin
このプラグインの主な用途はやはりデプロイでしょう。アプリをサーバにデプロイするには、ファイルを転送してコマンドを叩くといった面倒な手順が必要になりますが、このプラグインを使うことで自動化できます。自動化だけであればJenkinsとシェルスクリプトで十分ですが、このプラグインを使うことでGradleのビルド成果物をシームレスにデプロイすることが可能です。例えば、ビルド条件に応じてデプロイコマンドを変えることもできます。
もう一つの用途はテストの自動化でしょう。サーバサイドのオペレーションが必要なテストは、ジョブやシェルスクリプトで実装するとすぐに複雑化します。Gradleを使うことで、短いコードで流れが分かりやすいテストが書けます。このプラグインは、サーバでアプリを実行するだけでなく、ログファイルの回収などの地味な作業も自動化してくれます。
現状ではREADMEしかないので、これから利用例やFAQを書いていきたいと思います。ドキュメントが不足してますね。英語圏の方からIssueをもらうことが多いのですが、英語で説明を書くと日本人にはあまり使ってもらえないのかなー。それとも需要がないのかな。とか考えてみたり。
バージョン0.2.1からはサーバとのインタラクションを簡潔に書けるような仕組みを考えています。まだ形になっていないけど、新しいものを生み出せるといいなと思いながら日々コードを書いてます。
というわけで、このプラグインのフィードバックをいただけると幸いです。