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int128.hatenablog.com

SIerにとって、技術は業務を自動化する手段の一つに過ぎない

ブクマのコメントにあるように、ユーザ企業に昔から入り込んでいるベテランSEが、ユーザ企業から重宝されるのは事実です。システム部が要件を決められないから。でも、そのせいで、ベンダーロックインが起こり、高いコストを払わされているはず。

システム部が弱い企業は、高コスト体質になりやすいので、いずれは、淘汰される可能性が高いと思います。システム部ごとアウトソースする場合もあるけど、その場合もベンダーロックインが起きます。

ITを生かした企業にするには、しっかりしたシステム部が必要だと思います。

http://d.hatena.ne.jp/higayasuo/20080619/1213849065

はぶさんの記事が言いたいことは最後の3行だけ。それ以外は上質な燃料。このセンスに脱帽です。

お客様の業務に精通している人が猛反発していますが、そういう人はお客様の会社に転職しましょう。あなたの業務知識を生かして、要件を決められるシステム部を作りましょう。

そもそもSIerにとって、技術は業務を自動化する手段の一つに過ぎません。へっぽこな業務担当者がヘマをして怒られていたのが、低品質なシステム(の運用担当者)が怒られるのに変わっただけです。人がシステムに置き換わっただけです。

技術が新しい価値を生み出すのに必要なのはプロダクト指向です。それを勘違いしてSIerギークを目指す私は本当にありがとうございました。