世間が不景気になったらSIerはどうなるか
不景気の波がSIerを直撃しています。世間より半年ぐらい遅れている気がします。回復するのも半年ずれるでしょう。
世間が不景気になったらSIerはどうなるか考えてみます。まずは売上の変化。
- ユーザ企業からの受注高が減る。
- 稼働している社員が減る。
- 余剰人員が生まれる。
- 外注より直営を優先する。
- パートナーの売上が減る。
次に、プロジェクトへの影響を考えてみます。
- プロジェクトで使える費用が減る。
- プロジェクトの人件費を削る。
- 一人当たりの仕事量が増える。
- スポットの外注が増えて、一貫した仕事ができなくなる。
- デスマ化する。
- 問題プロジェクトが発生する。
- プロジェクト外で余剰人員をかき集める。
- プロジェクトの人件費が増加するが、全社的には余剰人員の活用で相殺される。
まとめると、
- 一人当たりの仕事量が増える。
- 部門間の人材流動性が一時的に高まる。
- 直営社員は問題プロジェクトに投入される可能性が高まる。
- 請負主体のパートナーは受注が減る。
- 問題プロジェクトを見ると、プロジェクト単位では赤字に転落するが、部門単位では余剰人員の活用で相殺される。
となります。一言で言うと、
やたら忙しくなるし、面白くない仕事が増える。火消しの活躍の場が増える。