GeekFactory

int128.hatenablog.com

複数のTAPデバイスを使う


coLinuxから複数のTAPデバイスを eth0, eth1, ... として使うことができます。これによって、複数のネットワークが(同じセグメント上に)混在する環境を作れます。

1. TAPデバイスを追加する

コントロールパネルの [新しいハードウェアの追加] からTAPデバイスを追加します。分類はネットワークアダプタです。Vistaだと [レガシハードウェアの追加] になってます。
その後、ネットワーク接続の一覧で名前を変更しましょう。名前に # がはいっているとうまく動作しないようです。
f:id:int128:20080412145436j:image

2. coLinux設定ファイルを変更する

設定方法のうちtuntap部分を引用します。

ethX=tuntap,,

はhostシステムに設定したTAPアダプタの名前です。"Local Connection 1"とか、そんな名前がついています。名前をつけなければ、coLinuxは最初にみつけたTAPアダプタを使用します。TAPアダプタを1つしか設定していない場合は、名前は指定しなくてよいです。
http://d.hatena.ne.jp/january/20080215/1203046293

というわけで、ネットワーク接続の名前を必ず設定しましょう。

eth0=tuntap,"Primary coLinux"
eth1=tuntap,"Secondary coLinux"

あとはLinux上から eth0, eth1 を設定するだけです。参考までに私の設定を載せておきます。

TAPデバイスネットワークデバイスIPアドレス
Primary coLinuxeth0192.168.1.50/24
Secondary coLinuxeth1192.168.11.1/24