WSLでIDEAを使う
WSL(Bash on Windows)でIDEA(IntelliJ)を使い始めて少し経ったので雑感をまとめてみます。
IDEAにはJDKなしとJDKありがあります。IDEAに同梱されているJDKはフォントレンダラーが改善されているため、JDKありを使った方がフォントが綺麗になります。これはmacOSと同じですね。
IDEAは適当なフォルダに展開して idea.sh
を実行すれば動きます。私は下記のシェルでバックグラウンド実行しています。普通に起動すると、アプリケーションを実行した時にStopが効かない問題があるため、この記事に書かれているワークアラウンドを入れています。
#!/bin/bash -xe cd $HOME/bin/idea-*/bin ( trap - SIGINT exec ./idea.sh ) &
Gitはデフォルトで問題なく動きます。Git for Windowsより軽いので快適です。改行コードに悩まされることもありません。
IDEAに同梱されているJDKはOpenJDKとは異なるため、アプリケーション開発はOpenJDKで進めるとよいでしょう。
Browserの設定は explorer.exe
を指定しましょう。URLをクリックしたらWindowsのデフォルトブラウザが起動するようになります。
起動時に External file changes sync may be slow: File watcher gave up to operate という警告が出ます。内容の通り、IDEAの外でファイルを書き換えてもIDEAにすぐに反映されない問題があります。最近のWSLではinotifyがサポートされていますが、IDEAではまだ利用できないようです。
(11/18追記)IDEAに含まれる fsnotifier64
を下記のものに差し替えると、上記の警告が出なくなります。また、IDEAの外でファイルを書き換えるとすぐに反映されるようになります。