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int128.hatenablog.com

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Step Functions の結果を EventBridge 経由で Slack に通知する

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下記の記事で EventBridge から Slack への通知が紹介されていたため、Step Functions で試してみました。 dev.classmethod.jp 基本的な流れは記事で説明されているので省略します。Step Functions 固有の内容だけ本記事で説明します。 Step Functions のイ…

EKS Managed Node GroupでSpot Instancesを使う

Amazon EKSのManaged Node Groupsがスポットインスタンスに対応しました。 aws.amazon.com これまでManaged Node Groupsではオンデマンドしか利用できず、スポットを利用するには自分でAuto Scaling Groups(mixed instance types)を管理する必要がありまし…

AWS SSOでサードパーティツールを実行する

AWS SSOを利用すると、IAM Access KeyやIAM Secret Access Keyの代わりにブラウザベースの認証を利用してAWS APIにアクセスできます。一方で、AWS SSOに対応しているものはAWS CLI v2ぐらいしかなく、Terraformなどのサードパーティツールはそのままでは使え…

Terraformでcloud-configを記述する

AWSのEC2インスタンスでは、User Dataにシェルスクリプトを渡すことで起動時にスクリプトを実行できます。ファイルを配置したり、パッケージをインストールしたり、といった複雑なことがやりたい場合はcloud-initが便利です。詳しくは公式ドキュメントの例を…

kube2iamをTerraformとHelmfileでデプロイする

Kubernetes workerをEC2インスタンスで実行する場合,何も設定しないとPodはEC2インスタンスのIAMロールを利用します.このままでは,攻撃者が悪意のあるイメージを利用して情報漏洩や破壊を行うリスクがあります.kube2iamを利用すると,Podに適切なIAMロー…

TerraformでNATインスタンスを管理する

個人のAWS環境でプライベートサブネット構成を検証したいけどNATゲートウェイに毎月3,500円も払えない*1ので,NATインスタンスのTerraformモジュール int128/nat-instance/aws を作りました.主な特徴はこちらです. Auto Scaling GroupによるAuto Healingに…

AWS Cluster AutoscalerをTerraformとHelmfileでデプロイする

Cluster Autoscalerを利用すると,CPUやメモリの要求量に応じてノード数を自動的に増減させることが可能です. 本稿では,Amazon EKSで以下を利用する方法を紹介します. terraform-aws-eks Module AWS Cluster Autoscaler stable/cluster-autoscaler Helm C…

GitLab RunnerとkanikoでDockerイメージをビルドする

DockerやKubernetesでGitLab Runnerを実行する場合,GitLab RunnerでDockerイメージをビルドするにはDocker in Dockerの特権モードを構成する必要があります.kanikoを利用すると,特権モードを使わずにDockerイメージをビルドできます. 本稿では,GitLab R…

terraform-aws-modules/acm/aws でTLS証明書を取得する

terraform-aws-modules/acm/aws を使うとACMの証明書を簡単に取得できます.コンソール作業が一切必要ないのがうれしい. 例えば,ドメイン foo.example.com のRoute53 Hosted Zoneが存在する前提で *.foo.example.com のTLS証明書を取得するには,以下のコ…

Kubernetes上のGitLab Runnerでビルドキャッシュを利用する

GitLab CI/CDではビルドキャッシュがサポートされています.本稿では,KubernetesにデプロイしているGitLab Runnerでビルドキャッシュを利用する方法を紹介します. ここでは以下を利用している前提とします. AWS Kubernetes 1.13 (EKS) kube2iam Terraform…

TerraformでIPアドレスリストをCIDRリストに変換する

Terraformの小ネタです.プライベートサブネットからInternet facing ALBへのアクセスを許可するため,NATゲートウェイのグローバルIPアドレスをセキュリティグループに追加する必要がありました.Terraformの aws_security_group_rule にはIPアドレスではな…

EKSのGitLab RunnerでTerraformをCI/CDする

AWS EKSでGitLab Runnerを実行して,GitLab RunnerでTerraformを実行する方法を紹介します. 以下の流れで作業を行います. EKS workerにAssumeRoleのIAMポリシーをアタッチする. stable/kube2iamをデプロイする. GitLab RunnerのIAMロールを作成する. Gi…

EKS workerにSSMセッションマネージャで接続する

EC2インスタンスをプライベートサブネットに配置する場合,EC2インスタンスにSSHで接続するには踏み台が必要になります.Systems Managerのセッションマネージャーを利用すると,踏み台を経由せずにEC2インスタンスにSSHで接続できます.もはやターミナルも…

Terraform Moduleを用いたAWSにおけるGitLab Runnerの運用

GitLabにはCI/CDの機能が統合されています.GitLab CI/CDではGitLab本体とは別のGitLab Runnerと呼ばれるノードでビルドを実行します.GitLab RunnerはJenkinsでいうJenkins Agentと同様に,普通のPCで実行したり,クラウドでDockerコンテナとして実行したり…

NGINX Ingressで複数ドメインを1つのALBに集約する

AWSでKubernetesを利用する場合、Ingress Controllerの選択肢にはaws-alb-ingress-controllerやkube-ingress-aws-controller、nginx-ingressなどがあります。 aws-alb-ingress-controllerやkube-ingress-aws-controllerではKubernetesのレイヤでALBを管理で…

TerraformでプライベートサブネットとNATゲートウェイを管理する

AWSのNATゲートウェイ構成をTerraformで管理する方法を調べたのでまとめます。 NATゲートウェイ構成とは下記のような構成を指します。 次の図は、NAT ゲートウェイを使用した VPC のアーキテクチャを示しています。メインルートテーブルは、プライベートサブ…

Upgrade to Kubernetes 1.9 using kops

個人用のKubernetesクラスタを1.9.3に更新したのでログを残します。 % kops version Version 1.9.0 kops upgrade cluster コマンドでS3の構成情報を更新します。 % kops upgrade cluster Using cluster from kubectl context: hello.k8s.local ITEM PROPERTY…

AWS CodeBuildとJenkinsの連携

TL;DR AWS CodeBuildとJenkinsを連携させると、これまでJenkins Agentで実行していたビルド処理をAWS CodeBuildに置き換えることができます。以下のメリットがあります。 AWS CodeBuildは無限に*1スケールするので、ビルドキューの待ち行列がなくなる ビルド…

AWS CodeBuildとGitBucketの連携

TL;DR GitBucketはGitHub API互換なので、GitHub Enterpriseとして振る舞うことができる。 AWS CodeBuildはGitHub Enterpriseに対応している。 CodeBuildからGitBucketにgit cloneしてビルドを実行できる。 今のところWebhookは使えない。 Getting Started G…

EBS volume type standard not working on Kubernetes

The EBS volume type standard seems not working as a storage class on Kubernetes. Reproduce the issue Adding the following storage class: kind: StorageClass apiVersion: storage.k8s.io/v1 metadata: name: standard labels: k8s-addon: storage-a…

kopsでルートボリュームタイプにstandardを指定できるようになった

kopsではEC2のルートボリュームに割り当てるボリュームタイプに gp2 か io1 しか指定できない問題がありました。検証用途では standard で十分なので、standard も指定できるように入力値チェックを修正するPRを送りました。 github.com 以下のようにインス…

Kubernetes nodesをMulti-AZからSingle-AZに移行した

kopsで運用しているKubernetes nodesをMulti-AZからSingle-AZに移行したので作業メモを残しておきます。 us-west-2b や us-west-2c にあるNodesとPersistent Volumesを us-west-2a に移行します。Masterは us-west-2a のままにします。 kops 1.8.0, Kubernet…

インターネットとVPC内部から同一FQDNでアクセス可能な構成

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AWSでALBを使う場合に、Security Groupでインターネットからアクセス可能なIPアドレスを制限しながら、VPC内部から同じFQDNでサービスにアクセスできるようにしたい。 TL;DR Requirements: インターネットから https://api.example.com でサービスにアクセス…

AWSでメールを受信してLambdaで処理する

AWSでメールを受信してLambdaで処理するには以下の方法があります。 SES→S3, SES→Lambda SES→SNS→Lambda 大きなメールを受信したい場合は1を選びます。1はS3にメールを格納してから読みに行くため、サイズの大きなメールも受信できます。2では160kB以下のメ…

CloudFront→ELB→EC2構成におけるIPアドレスのアクセス制御

AWSでCloudFront → ELB → EC2の構成を採用する場合に、IPアドレスによるアクセス制御を行う方法を説明します。 方法1: EC2上のWebサーバによるアクセス制御 CloudFrontやELBはリクエストを受けると x-forwarded-for ヘッダにクライアントのIPアドレスを付与…

GradleからS3に成果物を公開する

GradleからS3に成果物を公開する方法を調べたのでメモです。あらかじめIAMユーザを作成し、キーを取得しておく必要があります。 S3 Maven Repositoryに公開する Gradleのmaven-publishプラグインを使うと、S3のMavenリポジトリに成果物を公開できます。詳し…

ACMのドメイン所有確認メールをSESで受信

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ACM(Amazon Certificate Manager)でSSL証明書を発行するには、ドメイン管理者に送付されるメールで承認をクリックする必要があります。ドメインの管理組織が異なる場合やメールサーバを用意していない場合は、ドメイン管理者へのメールをSESで受け取ること…

Amazon Linuxの時刻同期にchronyを使う

Amazon Linuxではntpdによる時刻同期が用意されていますが、EPEL(Extra Packages for Enterprise Linux)リポジトリに入っているchronyも使えます。chronyはFedora 16から採用されている時刻同期デーモンです。設定ファイルや引数がシンプルで分かりやすい…

Amazon LinuxとZabbixで始める運用監視

Amazon LinuxとZabbixで始める監視サーバ - GeekFactoryのリメイクです。Amazon Linux 2011.09に合わせて書き直しました。 必要なもの Amazon EC2 Instance Amazon Linux 2011.09 Amazon Linux 2011.09からFedora EPEL(Extra Packages for Enterprise Linux…

Amazon LinuxとZabbixで始める監視サーバ

クラウドから自宅サーバを監視するのがマイブームです。ここではAmazon EC2にZabbixをインストールする方法を紹介します。 前提条件 EC2上でLinuxインスタンスを起動します。今回は Micro instance, Amazon Linux x86_64 を使用しました。以下が正常に動作す…