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SIにおけるソフトウェア開発の占める割合は小さいのか

元請けの視点では、SIの多くを顧客調整が占めていると思います。次に進捗管理。次に資料レビュー。で、ずっと先に、設計書を書いたりコードを書いたり試験したりというソフトウェア開発がある。相対的な割合は小さいと思います。

何の割合かというとプロジェクトの成功を左右する要因です。原価ではない。

近視眼的な見方をすればという注釈が付きますが。要件定義を間違えれば成果物のソフトウェアが間違っているのも確かですが、完璧な要件定義手法が存在しないことも確かです。お客様に見せてみたら追加注文がいくつもきたというのは身近に起こっていることです。

id:kensir0u
>外注化が必要な理由
もっと端的に、結局はアウトソーシングの原則で
外注化は業務上必要とする資源やサービスを外部から調達するということです。
つまり、製造能力が足りないならプログラマーを外注、マネジメント能力が足りないならマネージャーを外注といった具合に調達します。コスト面は2次的なものでどういうものに対しても削減することで効果がありますので、外注だからコスト削減できるというのは十分条件であって必要十分条件ではないと思います。

http://d.hatena.ne.jp/int128/20081022/1224688992

元請けは製造能力を自前で持たず、外部から調達するという選択を行っています。

顧客が製造能力を外部から調達する力を持ったとすれば、状況が大きく変わってしまいます。ソフトウェア開発の占める割合は相対的に増加するはずです。可能性があるかは別にして、もしそうなった場合を考えておくのはよいことだと思います。